2026年6月25日

投球時の肘の痛みで来院
今回ご紹介するのは、当院に通院中の小学4年生の野球選手です。
投球時に肘の痛みを感じるようになり、保護者の方と一緒に来院されました。成長期の子どもは骨や軟骨がまだ未成熟なため、繰り返しの投球動作によって肘に大きな負担がかかることがあります。

エコーで骨片の異常を確認
来院時にエコー(超音波検査)を実施したところ、肘の内側に骨片の異常が確認されました。
成長期の野球肘では、痛みが軽度であっても内部で損傷が進行していることがあります。そのため、症状だけで判断するのではなく、画像評価によって状態を正確に把握することが大切です。
ギプス固定による保存療法
現在は患部への負担を最小限にするため、ギプス固定を行いながら経過観察を続けています。
野球肘は無理に投球を続けることで悪化する可能性があります。適切な固定期間を設けることで、組織の回復を促し、将来的な競技復帰につなげていきます。

超音波治療で回復をサポート
固定だけではなく、超音波治療も併用しています。
超音波治療は組織の修復を促進し、回復をサポートするために活用される治療方法です。当院では状態を確認しながら、早期復帰を目指した施術を行っています。

復帰に向けたトレーニングも実施
投球を休んでいる期間でも、できることはたくさんあります。
当院では復帰後にスムーズにプレーへ戻れるよう、体幹トレーニングや下半身強化、柔軟性向上のための運動指導を行っています。

野球肘は早期発見・早期治療が重要
野球肘は早期発見・早期治療が何より重要です。
「少し痛いだけだから大丈夫」「そのうち治るだろう」と我慢してしまうと、症状が進行して長期間の投球禁止や手術が必要になる場合もあります。
当院ではエコーを活用しながら状態を評価し、一人ひとりに合わせた治療と競技復帰のサポートを行っています。
お子さまの肘の痛みや投球時の違和感でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。早期発見が、お子さまの大切な野球人生を守る第一歩になります。