2026年8月10日

「走っていたら太ももの裏に突然痛みが走った」
「ダッシュした瞬間にブチッとした感じがした」
「歩けるようになったけど、走るとまだ痛い」
このような症状がある場合、ハムストリングスの肉離れが疑われます。
ハムストリングスは、太ももの裏側にある筋肉の総称で、走る・ジャンプする・急に止まるといった動作で大きな力がかかります。
特に、短距離走やサッカー、野球、バスケットボールなど、ダッシュや急な方向転換が多いスポーツでは発生しやすいケガです。
ハムストリングスの肉離れとは?
肉離れは、筋肉が急激に引き伸ばされたり、強く収縮したりすることで、筋線維が損傷する状態です。
症状は損傷の程度によって異なり、
・太ももの裏の痛み
・押したときの痛み
・歩行時の痛み
・走ると痛い
・足を後ろに蹴り出すと痛い
・腫れや内出血
・力が入りにくい
などがみられます。
軽症では「少し張っているだけ」と感じることもありますが、無理をして運動を続けることで損傷を悪化させてしまうことがあります。
肉離れには重症度があります
ハムストリングスの肉離れは、一般的に損傷の程度によってⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度などに分類されます。
Ⅰ度損傷
筋線維の損傷が比較的軽く、痛みはあるものの歩行が可能なケースが多いです。
Ⅱ度損傷
筋線維が部分的に断裂している状態です。
強い痛みや腫れ、内出血がみられることがあり、走ることが難しくなるケースもあります。
Ⅲ度損傷
筋肉が大きく断裂している状態で、強い痛みや筋力低下がみられることがあります。
重症の場合は医療機関での精査が必要になることもあります。
「歩けるから軽症」とは限りません。

ハムストリングスの肉離れにはエコーが鍵になります
肉離れでは、痛みの場所だけを確認するのではなく、
「どの筋肉が損傷しているのか」
「どの程度損傷しているのか」
「損傷部位はどこなのか」
を確認することが重要です。
当院では、必要に応じてエコーを使用して筋肉の状態を確認します。
エコーでは、筋肉や筋膜などの状態をリアルタイムで確認できるため、触診だけでは分かりにくい損傷部位の評価にも役立ちます。
また、復帰していく過程でも状態を確認しながら、運動量やリハビリの内容を調整していくことが大切です。

肉離れは「痛みがなくなった=完治」ではありません
肉離れで特に注意したいのが、痛みがなくなった後の復帰です。
痛みがなくなったからといって、いきなり全力ダッシュや試合に復帰すると、再び筋肉を損傷してしまう可能性があります。
復帰する際には、
①日常生活で痛みがない
↓
②軽い運動ができる
↓
③ジョギングができる
↓
④徐々にスピードを上げる
↓
⑤ダッシュ・切り返しができる
↓
⑥競技動作を確認する
↓
⑦競技復帰
というように、段階的に負荷を上げていくことが重要です。
特にスポーツ選手の場合は、単純に「痛みがなくなったか」だけではなく、筋力や柔軟性、走動作なども確認しながら復帰する必要があります。
肉離れは再発予防も重要です
ハムストリングスの肉離れは、復帰後に再発することも少なくありません。
再発を防ぐためには、
・筋力の回復
・左右差の改善
・柔軟性の確認
・股関節周囲の機能改善
・走り方やフォームの確認
・段階的な運動復帰
などが重要になります。
特に「痛みがなくなったからすぐに全力疾走」という復帰方法は避け、身体の状態に合わせて徐々に負荷を上げていくことが大切です。
こんな症状があれば早めにご相談ください
・走っているときに太ももの裏を痛めた
・ダッシュした瞬間に痛みが出た
・太ももの裏を押すと痛い
・歩くと痛みがある
・内出血が出てきた
・数日経っても痛みが改善しない
・スポーツに復帰したいが不安
・以前もハムストリングスを肉離れしたことがある
このような場合は、無理に運動を続けず、早めに状態を確認することをおすすめします。
前原接骨院・鍼灸院では、ハムストリングスの肉離れに対して、症状の確認やエコーによる状態評価を行い、状態に合わせた施術・運動療法・復帰までのサポートを行っています。
「歩けるから大丈夫」と自己判断せず、太ももの裏に痛みが出た場合はお気軽にご相談ください。
一日でも早く競技へ復帰できるよう、現在の状態を確認しながら無理のない復帰をサポートします。